区議会での発言

平成25年3月25日に行われた 予算特別委員会で、自民党の総括質問を行った際の会議議事録を掲載しています。議会での発言は中央区議会のホームページから検索できますので、質問者「押田まり子」で検索してみてください。

○押田委員
 今、企画部長からもお話がありました。中央区の行政サービスは非常に充実しているということは、よく認識していますし、中央区にお住まいの方たちもわかっていらっしゃると思います。これから伺おうとしていたんですが、これからの見直し事業の中には、いろいろな問題があったときの解決策としてつくってきた事業というのもいっぱいあると思うんです。
 例えば出産支援タクシー利用券、当時、みんなが出産をしていた築地産院が平成11年になくなってしまいました。分娩できる施設が聖路加病院だけになった。区外に分娩施設を求めていらっしゃる方たちの経済的な負担も軽くしようということで、この出産支援タクシー利用券、3万円相当ですか。それに子供を産みやすいまちにしようということで、祝い金の3万円相当が贈呈されるということが決まったと思っていますし、先ほど申し上げました敬老買い物券、これも当時3,000円だったんですよね、私が知っているのは。それで、なぜ5,000円になったかというと、後期高齢者医療制度が発足したときに、病院でも使えるということで5,000円上乗せして8,000円になったと覚えています。これは平成21年の事務事業評価の中で対象になったんですが、これからは対象者がどんどんふえてくるから、これでいいのかなと、対象になったけれども、一旦は継続ということで今日まで来ているんだと思っています。これから先は高齢者も幼児も増加していく中で、行政サービスを継続していくことを考えたときに、見直しという結論は私は正しいと思っています。
 今後の問題は、先ほども申し上げたように、部長からも御答弁がありました、行政に携わる人々や議会が同じ認識で区民の方々に、こういう問題を説明できるかどうかということに尽きると思っています。とりわけこの委員会でも質問が出て問題になりました。出産支援タクシー利用券、敬老買い物券についても、どのような考えで俎上に上って、見直しを進め、整理をし、結論に至ったか、私たちが説明しやすいように、もう一度きちんと簡単に説明していただけますでしょうか。そして、区民への周知は今までどのようになされてきたのか、今後はどうなっていくのかもあわせてお答えください。

○内田副参事(都心再生・計画担当)
 まず、今回の見直し全体の考え方についてでございます。基本計画2013は、全ての区民の将来にわたる快適な都心居住、こうしたことに特に重点を置きまして、必要な施策を体系化したということでございますけれども、その確実な実施を裏づける健全財政確保と、さらに将来のさまざまな変化にも柔軟に対応できるような区政運営を確立していくためには、事務事業の不断の検証が必要といった基本認識に立ちまして、今年度は基本計画の策定作業と並行しながら、例年の行政評価に加えまして、事務事業の総点検という形で見直し事業を検討したということでございます。
 その中におきまして、将来にわたってサービスを持続して確保していくといったことを大前提として、対象者が増加傾向にある事業、後年度の財政負担が懸念されるような事業などを対象に点検をしたというものでございまして、その結果、区民生活への影響なども考慮いたしまして、実施可能な見直しから順次着手するといったことにしたものでございます。
 お話の出産支援タクシー利用券と敬老買い物券につきましては、乳幼児人口、高齢者人口、いずれも対象者が増加していると。その中で後年度の財政負担も増加していくということから、点検の対象といたしまして、どのようにしたらこのサービスを将来にわたって継続できるだろうといった観点で内容を検討しました結果、出産支援タクシー利用券の支給水準の見直し、敬老買い物券の支給水準と対象年齢の見直しが必要という評価をいたしまして、評価結果を予算に反映させたということでございます。
 これらにつきまして、区民の周知ということでございます。2月6日にプレス発表いたしました平成25年度予算案の説明資料の中で、見直し事業全体の項目を盛り込みますとともに、2月21日号の区のおしらせで事前に周知させていただきまして、さらに、必要に応じて各サービスの窓口で説明したり、関係者への説明会などを行っているということでございます。今後も適宜、区のおしらせ初め各窓口やパンフレットなどで丁寧に説明を行って、理解を求めていきたいと思ってございます。 以上です。

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